「パニック障害が再発した話」原因と対策を考える
どうも!KaiToです!
みなさんは「パニック障害」というものをご存じでしょうか?
パニック障害(パニックしょうがい、英語: Panic disorder ; PD)とは、予期しないパニック発作(Panic attacks, PA)が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害
聞いたことある方もいると思いますが、これが想像以上に辛いんです。
私は大学4年生の頃にパニック障害によって電車の中で倒れてしまい、救急車に運ばれる事態になってしまいました。
しかし、その1度だけでしばらくは元気に過ごせていたのですが、最近また「パニック発作」が出てしまったんです。
調べてみると「パニック障害」は再発しやすいみたいですね。。。ここ2週間は動悸が治まらず予期不安に悩まされています。。。
とはいえ、1度は克服しているのでその時のことを参考にしつつパニック障害再発の原因と対処法を考えていきたいと思います。
目次
パニック障害ってどんな感じ?
上記でも述べましたが、私は大学4年生の頃にはじめて「パニック障害」に罹りました。当時は「パニック障害」というものを知らなかったので、呼吸が苦しく動悸もすごかったためとても立っていられず冗談じゃなく「死」の恐怖を感じました。
体験したことのない方からすると「大げさだろ」と言われそうですが、いざパニック障害になってみると本当に辛いです。
パニック障害の症状にはいくつかあります。
- 胸の痛み、不快感
- 窒息感
- めまいや立ち眩み
- 死への恐怖
- 吐き気
- 動悸
などなど様々みたいですが、その中でも私が一番困っているのは「動悸」です。
「動悸なんてたいしたことないだろう」と思われる方も多いと思いますが、これが1番厄介。パニック障害を経験した方なら分かる方も多いかと思いますが、「動悸」を感じることによって「予期不安」というものが起こります。これは「もし、また電車の中で倒れたらどうしよう、、、」「次はもっと大きな発作が起きたらどうしよう」といった不安が頭の中を反芻してしまうことです。
この予期不安による反芻思考によって余計に体調が悪くなり過呼吸になったり、倒れたりと症状が重くなってしまうんです。
そして、私は今回2度目のパニック発作を起こしてしまいました。上述した通り「予期不安」によって不安が大きくなっているのを感じます。また、以前に電車の中で発作が起きたのでまた電車に乗ることに恐怖を感じています。
このままでは出勤するのも大変で、生活に支障をきたすので、2度目のパニック発作が起きた原因を考え、パニック発作の対処法を考えていきます。
パニック発作が再発した原因
- 配属されることへの不安
- コーヒーの飲みすぎ
- 湿度と暑さ
この3つが大きな原因かなと思っています。
私はこの4月から新社会人として生活しているのですが、今はまだ3か月間の研修中なので緊張や不安はあまり感じずに過ごしてきました。しかし、6月に入ってからじわじわと部署へ配属されることへの不安を感じ始めています。
またパニック発作を起こしやすいものとして「カフェイン」があります。私はコーヒーが大好きなので、毎日1~3杯飲んでいたのですがこれが原因かなと思っています。
カフェイン以外にも「湿気と暑さ」も再発の原因になるらしく、梅雨の時期ということもありじめじめとした暑さで再発してしまったのかな?という感じです。
パニック障害の対処法
- カフェインを控える
- 「ロディオラ」というサプリを試してみる
- はやく職場に慣れる
パニック障害の対処法として考えられるのはこの3つかな?という感じ。
カフェインによって焦燥感が強くなりパニック発作が出やすくなるそうなので配属されて慣れるまでは控えようと思います。。。大好きなコーヒーが飲めないのは辛いですが、やるしかないですね。
余談ですがカフェインを7~12日間ほど断つことでストレス対策にもなるので一石二鳥です。詳しくは過去の記事に書いてあります↓
また、「ロディオラ」というサプリを試してみようと思います。このサプリの効果は予期不安による動悸を抑えてくれて、ストレスが減りセロトニン濃度を高めてくれるみたいなので試してみる価値ありかなと。こちらのものを試しています。↓
そして3つめの「早く職場に慣れる」ですが、これは7月になって配属先に行ってから出ないと無理ですね(笑)ただ、これが1番重要だと思うので早く現場に行って仕事に慣れたいと思います。
そして、最後にパニック障害対策にもなり、行動力を上げやる気を上げるためにも「不安対策」は必須だと思うのでそちらも考えていきたいと思います。
不安への対処法
パニック症状のは大きく分けて3つに分類されます。
- パニック発作
- 予期不安
- 広場恐怖
パニック発作と予期不安は上述した通りですが、「広場恐怖」というのは1度発作が置いた場所に「また発作が起きるんじゃないか」と恐怖を感じそういった場所を避けてしまう症状です。
私の考えですが、パニック障害を克服する上で大事なのは「不安への対処」だと思います。
上記の3つの症状で共通していることって何でしょうか?パニック発作は日常的にストレスを抱えやすい人に多いと言われています。予期不安は不安に対してネガティブな思考が反芻してしまうことによるものです。広場恐怖も不安からくるものでしょう。
つまりパニック障害を克服する上で1番大事なのはこの不安にどれだけうまく対処することができるかということです。
「じゃあ具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。
そこでストレス対策としてエビデンスの高いものから私はいくつか実践しています。それが「運動」です。
今まではジムに行って筋トレをしていたのですが、ストレス対策となると筋トレよりも有酸素運動の方がエビデンスもそろっているので数か月間はランニングや、ウォーキングを行いたいと思います。
また、グリーンエクササイズというものも実践していきたいと思います。これは公園などの緑を見ながら散歩をすることです。この効果がすごいらしく、ある研究によれば5分間のグリーンエクササイズによって20分の有酸素運動に匹敵するくらいストレスが減るそう。これは期待大です。
まとめ
パニック障害は本当に辛いものです。今までは他人事でしたがいざ自分がなってしまうと普段通りの生活ができなくなってしまいます。
電車に乗るだけで動悸が始まり呼吸が苦しくなったり、寝る前にパニック発作が起きて寝ることができなかったりと大変ですが、なんとかもう一度克服して普段通りの日常を取り戻したいと思います。
「鬱病も乗り越えたし今回も大丈夫だ」と自分に言い聞かせて前に進んでいきます!
今回はこのへんで!
ではまた!
梅雨の憂鬱さを無くす?ビタミンD3を試してみた
どうも!KaiToです!!
この記事では私が「ハイパフォーマー」になるために、
実際に試してみた10種類以上のサプリメントの中で特に効果が高いな!
と感じたものを紹介するコーナーです。
ということで、【自分を高めるサプリシリーズ1】です!
目次
このサプリはどんな人におすすめ?
- 普段日光を浴びることができない方
- 免疫力をあげたい方
- 気分を高め、記憶力をあげたい方
6月に入り雨の多い季節になってきましたね。
梅雨の時期って「気分が下がる。。。」という方も多いと思いますが、その原因を知っていますでしょうか?
答えは日光不足です。
当たり前の答えだと思われたかと思いますが、
では、日光不足をどのように解消すればいいのでしょうか?
その問題を解決してくれるのが「ビタミンD3」というサプリメントです。このサプリを飲むことによって日光不足を補うことができるわけです。
日光不足を補うことによって、気分が高まり、記憶力の改善やメンタルの改善、アンチエイジングや美容にも効果が期待できます。
ビタミンD3とは?
実はビタミンDはホルモンの一種でして、すごい大事なわりに無視されがちな栄養素のひとつ。具体的な働きとしては、
・細胞に増殖するよう命令を出す:細胞の入れ替えに使うので、美肌をキープするためにも欠かせません。
・免疫システムを正常に保つ:ビタミンDが足りないと風邪は引くし、アレルギーも悪化することに。
・メンタルと脳の働きに必須:記憶力や意志力アップなどにも欠かせず、ビタミンD不足はうつ病やアルツハイマーと関連しています。
人間がまともに動くために欠かせない機能を持っています。もちろん美容やアンチエイジングにも必須です。
このビタミンDは食事でも摂ることはできますが、基本的には日光を浴びることによって生成されます。
梅雨の時期や仕事で外に出る機会が少ない人だとビタミンDが不足してしまいがち。
「最近気分が上がらないなぁ」という方は、ビタミンD不足よって気分が下がり落ち込みやすくなっているかもしれません。
ビタミンD3の摂取量
どんなにいい成分でも摂りすぎは禁物。逆に身体に悪くなってしまいます。ではどれくらいの量を目安にしたらいいのでしょうか。
科学者の間でもいろいろな説がありますが、その中でも最近の研究を紹介しますと、
といった感じになっています。
試してみた感想
半年ほど「ビタミンD3」を服用しているのですが、これがなかなか効果を実感していまして、
具体的には気分が良くなるといった感じです。
こう言うと怪しい感じがしますが、例えるなら、雨の日が続くと憂鬱でもひさびさに天気がいい日に出かけると気分が良くなるといった感じです。
まずは1日1000IUから試してみたのですが、飲み始めて2,3日後から効果を感じ始めました。当初は雨の日など日光を浴びることができない日だけ服用していたのですが、試しに毎日飲んでみたらこれが効果あり。
朝起きてからの憂鬱さが解消され、気分が晴れる感じです。
今の服用方法ですが、基本的には毎日1000IU。雨や曇りの日は3000IUを摂っています。
まとめ
去年からいろいろなサプリを試し始めましたが、その中でもこのビタミンD3は効果をかなり実感しているので、半年以上私のスタメンサプリになっています(笑)
朝のあの憂鬱さを解消でき、気分が晴れるのでしばらくは毎日飲み続ける予定です。
サプリメントの効果は個人差が大きいので一概には言えませんが、副作用等も特にはないようなので試してみる価値はアリだと思います。
ちなみに私はナウフーズを愛用しています↓
(注)サプリメントは自己責任でお願いします。
今回はこのへんで!
ではまた!
不安や悩み、ストレスから解放されるには?「アドラー心理学から学べ!」
どうも!KaiToです!!
この「ストレス対策シリーズ」では、
鬱病、パニック障害を経験した私が、学生時代をどのようにして乗り越えたか、
ストレス過多な社会でどのようにストレス対策をするべきか、
数多くあるストレス解消法の中で、実際に試してみたものを紹介させていただきます。
ということで、今回は【ストレス対策シリーズ11】です!
が、今回はストレス解消法を紹介する前に、「アドラー心理学」がストレスを克服する上でヒントになるということで、
ベストセラーである「嫌われる勇気」について軽くまとめつつ解説してきたいと思います。
目次
はじめに
今回紹介する本は「嫌われる勇気」です。
本書は日本の哲学者であり、心理学者でもある「岸見一郎」さん著書の本です。
この「嫌われる勇気」は国内200万部、世界20か国以上で600万部を売り上げたベストセラーです。
心理学の3台巨頭である「アドラー」の思想を哲人と青年の対話形式でまとめられています。
この本はどんな人におすすめ?
- 人の目が気になる人
- 人間関係に悩んでいる人
- 幸せになりたい人
自分が何か言ったり、行動したりすると他者からの視線や表情を気にしすぎてしまったりしちゃいますよね。
気にしすぎて何も行動ができず、何も言うことができない。そして、そういう性格だからか人間関係も良好とは言えない。
そんな経験があるという方もいるのではないでしょうか。
この「周りからの視線を気にしすぎてしまう」「人間関係の悩み」この2つが無くなったらどれだけ生きることが楽になるでしょうか。
こういった不安に対処する考え方のヒントとして「アドラー心理学」が使えます。
不安を感じやすい私はこの「アドラー」の思想を学んでから生きることが楽になりました。
今までは他人の顔色ばかりうかがいながら生活していましたが、これって他人に私の自由を奪われている感覚がどこかにあったんですよね。
このような考え方をしていたら、永遠に「自由」が手に入らない。
自由を手に入れ、その先の「幸せ」を掴むためにもこのアドラー心理学は使えるので皆さんに紹介したいと思います。
アドラー心理学とは
一言で言ってしまえば、「どうすれば幸せに生きることができるのか」についてシンプルに答えを教えてくれるものです。
幸福を手に入れるためにはまず、悩みを取り除かなくてはいけませんね。
皆さんはどのような悩みを持っていますでしょうか?
色々あるかと思いますが、アドラーの考えでは人間の悩みはたった1つだけ。
それは「人間関係」です。
どんな悩みも抽象度を上げて考えると「人間関係」帰結すると考えています。
本書ではこの人間関係をどのように解決するかについて語られています。
今回は特に大事な3つを紹介します。
- 承認欲求捨てありのままの自分を受け入れる
- 課題の分離
- 誰もが幸せになれる
簡潔に説明していきます。
1.承認欲求を捨て、ありのままの自分を受け入れる
承認欲求とは、誰かに認められたいという万人がもつ欲求の事です。
仕事で頑張ったときや、勉強を頑張って良い成績を修めた時に自分の両親や、パートナー、友達に褒められると嬉しいですよね。
しかし、この承認欲求をアドラー心理学では否定します。
私は初めてこのことを知ったときそんな馬鹿な、、、と思いましたが、考えてみると納得してしまいます。
私たちは他人に認められてこそ価値があるとついつい思ってしまいますが、
本当に大事なことは「私たちは他人のために生きているのではない」ということです。
他者の期待を満たす必要はありません。
ユダヤの教えにこういうものがあります。
自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるのだろうか
アドラー心理学の土台となる考え方である、承認欲求をすて、ありのままの自分を受け入れましょう。
2.課題の分離
課題の分離と聞くとなにやら難しいように感じますが、言いたいことは至ってシンプルです。
相手の課題と自分の課題を完全に離して考えます。
例えば、自分がどれだけ鏡の前で髪をセットしたり、自分磨きをしたとしても、
「自分の顔をみた他人がどう思うのか」というのは他人の課題であって自分ではどうこうできる問題ではありません。
本書ではこんな文があります。
自分の顔を気にしているのは自分だけ
ある程度見た目を良くしようと努力すれば、周りの見方も変わるとは思います。
でもそれって結局、他者の課題なんです。
この場合の「自分の課題」は何かと考えると、「今の自分よりも見た目を良くする」ですよね。その目的さえ果たせればいいのです。
3.誰もが幸せになれる
- 自己受容
- 他者信頼
- 他者貢献
この3つを満たせば誰でも幸福になれるというのです。
自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることです。上記でも同じようなことを書きましたが、
勘違いしてほしくないのは、自己肯定とは全く別のモノであるということです。
例えば、テストで60点を取ったとしましょう。
この時に「自分はもっと点数が取れたはず、本気を出せば100点も目指せる」と考えるのが自己肯定。すこしポジティブすぎる感じですね。
自己受容の場合は、「今の実力は60点か。次はここを工夫して勉強してより良い成績を目指そう」とすることです。
前者は楽天的なのに対して、後者はありのままの自分を受け入れていますよね。ここに大きな違いがあります。
ありのままの自分を受け入れられるようになったら、次は他者信頼です。本書では、信頼の信用の違いについて書かれていたり、他人に全面的な信頼を置くことの大事さが語られていますが、今回は割愛します。
私が一番大事だと思ったのが他者貢献です。
ありのままの自分を受け入れ、他人を信頼できるようになれば、他者に貢献することができます。
つまり、私たちは他者の役に立っていると感じる時にだけ「幸せ」を感じるのです。
大富豪が巨額の大金を稼いでいても、なぜ働き続けるのでしょうか。これは他人に、または世界に、社会全体に貢献しているという感覚があるからだとアドラー心理学では考えられています。
人生を"線"のように考えてはいけません。
人生を線のように考えてしまうと、ゴールまでたどり着けていない自分の事を責めたり、自分は幸福ではないと考えてしまいます。
大事なのは"点"で考えること
その時その時で、「自分は他者に貢献している」という感覚があれば、幸福を感じることができます。
常に人生とは完結しているものなんです。
アドラー心理学とは、この話を聞いた瞬間から既に幸せになれるというものです。
そんな都合のいい話なんてあるわけないでしょ。幸せってそういうものなの?
と思われるかもしれませんが、
幸せとはそういうものです。線で考えるとただただ辛いだけ。
例えば、旅で考えてみましょう。皆さんがエジプト旅行に行くとして、その旅は早く周れることがいいのでしょうか?ピラミッドを見るだけが楽しいのでしょうか?飛行機で目的地まですぐに行きピラミッドを見て最速で帰る旅って楽しくないですよね。
ピラミッドを見つけるぞ!と1か月かけて冒険したり、何もない砂漠で迷子になったり、そういう”瞬間””瞬間”が楽しいのが人生なんです。
線で考えず、点の連続「今に集中するだけ」という普通であることが人生における幸せなんです。
アドラー心理学の幸福とは「普通である勇気」であり、他者貢献することなんです。
私のストレス対策
私は「今、この瞬間」という言葉でハッと気づかされました。
というのも、最近、謎の不安に悩まされていたのですが、その原因が分かったからです。
最近は、遅延割引という考え方を理解しようと未来の事ばかり考えていました。
遅延割引というのは、未来と今をどれだけ近づけて考えることができるかというものです。
この考え方も生きていくうえで非常に大事なのですが、最近の私は未来に囚われ、未知のものからくる不安に悩まされていたんです。
このことに気が付いてから、心にかかっていた靄のようなものがすっきり晴れ、気分がとても楽になりました。
ストレス対策を考えるうえで、重要なのは「今、この瞬間」です。
ストレス、トラウマというのは未来や過去からくるものですよね。「今」という瞬間、刹那的に考え集中すればストレスフリーになれるのです。
私が今回、ストレス対策として皆さんに伝えたかったことは、”今、この瞬間”に注意力をとどめておくことでストレスから解放されるということ。
いわゆる、マインドフルネスになることが大事。
よく失恋して凹んだら趣味やバイト、仕事に励めって言いますよね。これも同じです。
今やるべきタスクに集中することで、未来や過去に囚われずストレスが軽減するんです。
まとめ
アドラー心理学を理解するには正直いますぐにとはいかないかもしれません。
しかし、今回私が皆さんにお伝えしたかったことは、
ストレスとは未来や過去からくるものであり、”今”に集中すればストレスから解放される
ということです。
ストレスが軽減することで、人生がより生きやすくなり、幸福にも近づけます。
本書の言葉を借りれば
人生とは連続する刹那
今の積み重ねが人生。
アドラー心理学で一番大切な考え方でもあり、ストレス対策にもなるものなので、皆さんの役に立てればいいなと紹介させていただきました。
今回はこのへんで!
ではまた!
人間関係を良くする3原則
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本15】です!
目次
はじめに
今回紹介する本は「人を動かす」です。
本書は、世界的に有名な「道は開ける」や代表作「人を動かす」など、
自己啓発と言えばこの人。と言われるくらいの著名人「D・カーネギー」さんの著書です。
デール・カーネギーさんの「人を動かす」は、1936年に発表されて以来80年以上も
世界中で愛読されている不朽の名著です。
この本はどんな人におすすめ?
- 営業の成績をあげたい社会人
- 両親や友人、子供などにお願いを聞いてもらいたい人
- 恋人、夫婦の仲を良好に維持したい人
今まで紹介してきたビジネス本や実用書とは少し違い、
本書に書かれている内容はあらゆるものに対して使える汎用性の高い考え方が書かれています。
本書を読むことによって、
言うことを聞いてくれない子供にも、どうすれば言うことを聞いてくれるのか分かるでしょう。
会社での取引で、どうしても相手側が譲歩してくれない場合にも役立ちます。
学生であれば、友人や両親などにお願い事が通りやすくなるかもしれません。
パートナーと喧嘩をしやすいという人にはその問題が解決できるかもしれません。
多くの人が抱える悩みを解消するヒントがこの本には詰まっています。
至言があまりにも多すぎて紹介しきれないので、今回は私が強く心に残った話を紹介したいと思います。
人を動かす3原則
1.盗人にも五分の理を認める
およそ人を扱う場合には、相手を理論の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも、偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを心得ておかねばならい。
たとえ、相手が間違っていると思っていても、たいていの場合相手は自分が正しいと思い込んでいます。
そこで相手を批判したり、非難しても相手はこちらの意見に賛同することなんてありません。むしろ自分の意見の正しさを主張し、その考えはより強固なものになるでしょう。
悪い意味で歴史に名をのこすような大罪人でさえ「自分は正しい行いをしている」と思っている人が多いと言います。
本書には「父は忘れる」という一文がでてきます。
この「父は忘れる」はある瞬間の誠実な感情に動かされて書かれたものですが、読み手の心を深く動かす佳編として、今では不朽の名作となり、いろいろな場所に引用されて、社会に大きな反響を呼んでいます。
父は忘れる
リヴィングストン・ラーネッド
坊や、きいておくれ。
お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。お父さんは、ひとりで、こっそりお前の部屋にやってきた。
今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念にせまられた。
罪の意識にさいなまれてお前のそばへやってきたのだ。
お父さんは考えた。これまでわたしはお前にずいぶんつらく当たっていたのだ。お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだといって、叱った。
靴を磨かないからといって、叱りつけた。
また、持ち物を床の上に放り投げたといっては、どなりつけた。
今朝も食事中に小言を言った。
食物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルに肘をつくとか、パンにバターをつけすぎるとかいって、叱りつけた。それから、お前は遊びに出かけるし、お父さんは停車場へ行くので、一緒に家を出たが、別れるとき、おまえは振り返って手を振りながら、「お父さん、行っていらっしゃい!」といった。
すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」といった。
同じようなことがまた夕方に繰り返された。わたしは帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。
長靴下は膝のところが穴だらけになっていた。
お父さんはお前を家へ追いかえし、友達の前で恥をかかせた。「靴下は高いのだ。お前が自分で金をもうけて買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」
-これが、お父さんの口から出た言葉だから、われながら情けない!
それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は、悲しげな目つきをして、おずおずと部屋に入ってきたね。うるさそうにわたしが目をあげると、お前は、入口のところで、ためらった。
「何の用だ」とわたしがどなると、お前は何もいわずに、さっとわたしのそばに駆け寄ってきた。
両の手をわたしの首に巻きつけて、わたしに接吻した。
お前の小さな両腕には、神さまがうえつけてくださった愛情がこもっていた。
どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。
やがて、お前は、ばたばたと足音をたてて、二階の部屋へ行ってしまった。
ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然なんともいえない不安におそわれ、
手にしていた新聞を思わず取り落としたのだ。何という習慣に、お父さんは、取りつかれていたのだろう!
叱ってばかりいる習慣-まだほんの子供にすぎないお前に、お父さんは何ということをしてきたのだろう!
決してお前を愛していないわけではない。お父さんは、まだ年端もゆかないお前に、無理なことを期待しすぎていたのだ。お前を大人と同列に考えていたのだ。
お前の中には、善良な、立派な、真実なものがいっぱいある。お前の優しい心根は、ちょうど、山の向こうからひろがってくるあけぼのを見るようだ。
お前がこのお父さんにとびつき、お休みの接吻をした時、そのことが、お父さんにははっきりわかった。ほかのことは問題ではない。
お父さんは、お前に詫びたくて、こうしてひざまずいているのだ。
お父さんとしては、これが、せめてものつぐないだ。昼間にこういうことを話しても、お前にはわかるまい。だが、明日からは、きっと、よいお父さんになってみせる。
お前と仲よしになって、一緒に遊んだり悲しんだりしよう。小言を言いたくなったら舌をかもう。そして、お前が子供だということを常に忘れないようにしよう。
お父さんはお前を一人前の人間とみなしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、やはりお前はまだ赤ちゃんだ。昨日も、お母さんに抱っこされて、肩にもたれかかっていたではないか。
お父さんの注文が多すぎたのだ。
これらの話で何が一番伝えたかったのか、
「批判をせずに認めてあげる」
筆者はこの章でこれを伝えたかったのだと思います。
2.重要感を持たせる
当時、実業家の一人にシュワップという人物がいた。
ただし、彼は仕事について詳しいわけではなかったが、高給取りであった秘訣としてこう述べている。
わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、わたしにとっては何ものにもかえがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、褒めることと、励ますことが何よりの方法だ。上段から叱られることほど、向上心害するものはない。わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賞賛し、惜しみなく賛辞を与える。
これがシュワップのやりかたである。
これに似たもので「お世辞」というものがあるが、ここで述べているものとは少し違います。
どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で。
大事なのは心からの賞賛です。心にもないことを言って褒めるものとは全く違います。
率直で、誠実な評価を相手に与えてあげること。
これによって相手は自尊心が満たされ、こちらの言うことに対して心を開く可能性が高まるのです。
3.人の立場に見を置く
人を説得して何かやらせようと思えば、口を開く前に、まず自分に尋ねてみることだ。「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるのか?
お願いをする時でもこちら側の言い分だけを押し付けてしまうことってありますよね。
それで頼み事などがかなう場合も多いと思いますが、取引先となるとすこし変わってくるでしょう。
こちらの都合だけ押し付けても相手はなかなか了承してくれないと思います。
自動車王ヘンリー・フォードが人間関係の機微にふれた至言を吐いています。
成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同様に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である
非常に簡単で分かりやすい道理ですが、私はよくこの点を忘れてしまうことがあります。
ビジネスだけでなく、家族や友人にもこの視点を忘れずにしたいですね。
まとめ
本書がで伝えたかったことは、「人生とは人間関係そのものである」という心理だと思います。
当たり前のようでできたいないことが沢山あるなと気づかされるのと同時に、当たり前のことがどれだけ強力なテクニックとして使えるか、ストーリーを交えつつ書かれています。
自分自身に焦点を当てすぎずに、他者にも目を向けるだけで今よりもほんの少し良い人生が歩めるのではないでしょうか。
今回はこのへんで!
ではまた!
不安を力に変える方法
どうも!KaiToです!!
この「ストレス対策シリーズ」では、
鬱病、パニック障害を経験した私が、学生時代をどのようにして乗り越えたか、
ストレス過多な社会でどのようにストレス対策をするべきか、
数多くあるストレス解消法の中で、実際に試してみたものを紹介させていただきます。
ということで、今回は【ストレス対策シリーズ10】です!
目次
この方法はどんな人におすすめ?
- パニック障害を抱えている方
- プレゼンなどの前日に緊張しやすい方
- 不安を克服したい方
大事なプレゼンの前、就活の最終面接、第一志望の筆記試験、ここぞという日に限って心臓が飛び出るんじゃないかというくらい緊張してしまう。
そんな経験をした方も多いかと思います。
私もかなり緊張しやすい性格でして、就活の面接では緊張のあまり手足が震え、寒いのか熱いのか身体の全身が震えてしまうくらいです。
そんな緊張しやすい私は、ある考え方を学びました。
それは、「不安を逆手にとる」という方法です。
この考え方を身につけてからは、そこまで緊張することもなく今までよりも言いたいことが言えるようになり、「本領が発揮できる」ようになったんです。
これはプレゼンのときや、面接の時ではもちろん、パニック障害の症状も軽減できました。
大学四年のある日、パニック症状によって電車の中で倒れ、救急車に運ばれてしまいました。
症状は過呼吸ぐらいなものでその日に家に帰されたのですが、それ以降も呼吸がし辛い感覚が抜けず、突然呼吸の仕方が分からなくなったりと、体調は絶不調でした。
そこでふと「不安を逆手にとる」方法を思い出したんです。
すると自然と呼吸が楽になり、体調が日に日に良くなってきました。
この考え方を身につけるだけで、プレゼンや面接前の緊張対策にもなり、不安からくるパニック症状すら軽減できる汎用性の高い方法ということで、皆さんにもこの方法を紹介したいと思います。
不安が成功へのエネルギーとなる
「不安」と聞くとマイナスなイメージがありますよね。
プレゼンの準備をしていたとしましょう。自分の番はあと数分にせまり、しだいに緊張してきます。全身に不安を感じるのです。
心拍数は上がり、額に冷や汗がにじみ、胃がギューッとつかまれるような感じがしてきます。
普通の人なら、こうした不安はプレゼンの出来を悪くする、と思うでしょう。
不安のせいで出てくるこうした症状をチャンスを台無しにするサインと考え、イライラが成功をおじゃんにするのではと恐れます。
「最善を尽くすためには不安を取り除く必要がある」この考え方は世界共通なのかもしれません。実際ハーバード大学ビジネススクールの研究者が行った調査では、「仕事でプレゼンをする前に不安を感じた時、1番大切なのは落ち着くことだ」と考える人が、全体の91%に上ったのです。
私も過去に同じように考え、そして失敗してきました。
しかし、最近の行動研究では、全く正反対のことが分かってきています。
不安を感じることがどれだけ嫌いでも、実はこの不安こそが私たちを頑張らせてくれているのです。
まず、理解すべきなのは「不安というものは、私たちが全力で頑張れるように仕向けてくれるものである」ということです。
緊張したときにあらわれる症状や感覚を、いくつか考えてみてください。心臓が高鳴り、息は荒く速くなり、急に汗が噴き出てくる。そわそわしたり、イライラしたり、妙に興奮してしまう。こうした症状すべてがあなたの成功へと導くためのエネルギーを体と脳へ与えてくれている「サイン」なのです。
こうした身体的な症状は「チャレンジ反応」と呼ばれる反応のひとつで、「大切なことを達成するのに必要な力をまとめる」という生物学的な本能の一つなのです。
副腎がアドレナリンを放出し、あなたの活動をより活発にしてくれます。心臓の鼓動が速くなり脈拍が上がり、息が荒くなる。こうした症状はすべて脳と体により多くのエネルギーを送るためなのです。
体が緊張するのは、筋肉があなたに次の行動をとらせる準備をしているからです。不安を感じ取ると、五感の機能も高まります。光をより多く取り込むため、瞳孔は広がり、聴覚は鋭くなり、あなたの注意は”今この瞬間”に集中します。
こうした身体的な変化は、自分が置かれている状況に対する理解力を上げてくれます。
こんなふうに、不安は人を機敏にし、物事に対する準備を整えてくれているのです。
不安でドキドキするのは「チャレンジ反応」
不安な時に胸がドキドキすることさえチャレンジ反応なのです。
消化器官は、考えや感情に反応する、何百、何百万もの神経細胞に覆われています。大事な会議やプレゼンの前に胃がギューッとつかまれるような感じがしたら、消化器官は「これは大切な場面だ」と語りかけてくれているのです。
こうした症状は「チャンスを台無しにするサイン」ではなく「”今こそ、あなたを待ち受けるチャレンジに立ち向かう時だ”ということを、体が理解しているサイン」なのです。
「不安によって引き起こされるこうした身体的な症状が、パフォーマンスの邪魔になる」とほとんどの人が信じているにもかかわらず、実は緊張している状態の方が、完全にリラックスしている状態よりも、いいのです。
例えば、ストレス反応が強い運動選手は競争力が高く、試験前にアドレナリンが多く出る学生が高得点を取ったりする。
どう考えても「落ち着くこと」が状況を良くしそうな場面でさえ、不安が呼び覚まされた方が、プレッシャーの中でパフォーマンスが上がる可能性があるのです。
不安の捉え方が全てのカギ
不安に乱されず、逆に不安の力を利用するためには、「あなたが不安をどう考えるか」がすべてのカギとなります。
「不安に邪魔されている」と感じる人は、不安を抑えることにエネルギーを費やしてしまう傾向があります。不安を抑えようとするのは気が散るし、難しいものです。
研究によると、落ち着こうとすればするほど緊張して、カチンコチンになってしまうことが分かっています。不安が障害になると信じていると、自信を失って、無力だと感じやすくなるのです。
逆に最新の研究によると、不安を受け入れ、さらに一歩進んで不安を積極的に受け入れるようになれば、困難に立ち向かう助けになってくれるのです。
私はこのことを知ってすぐさまプレゼンで使いました。
大学生だったころ、週に1度プレゼンをおこなうゼミに所属していたので不安に悩まされていました。緊張や不安を感じやすい性格だったからこそプレゼンの多いゼミに入り克服しようと思ったのです。
しかし、ただプレゼンをするだけでは緊張を克服することなんてできませんでした。
相変わらずプレゼンをする前は心臓がドキドキし始め手足が震えます。心を落ち着けようとしても全く効果はありませんでした。
今思えば当たり前です。本来は「不安を受け入れる」べきであるのに「不安を押さえつけよう」としていたわけですから。
「誰よりも不安を感じやすい」ということはいいかえれば「誰よりもプレゼンをする準備が整っている」ということです。少なくとも体はその態勢になっているわけです。
この「不安を逆手に取る」考え方を毎週、プレゼンの前日や当日に自分に言い聞かせ自己暗示をかけていました。
すると次第に心が楽になり、普段のプレゼンよりも冷静に話すことができるようになったのです。
1年間この考え方を反復し、私はゼミの代表を名乗り出て後輩約50人の前でプレゼンができるぐらいにまで不安を克服しました。
当然、プレゼンでは多くの失敗を重ねていますが、この考え方を取り入れたことでプレゼンを終えた時の解放感、達成感はケタ違いです。
不安を受け入れるようになってから、プレゼンの聞き手側のフィードバックで褒められることが多くなり、自分の言いたいことが言えて、ちゃんと相手に伝わったときの嬉しさはなかなかやみつきになります(笑)
まとめ
「不安」を「力」と捉えると、活力が増し、自信がつきプレッシャーの下でも成果を出せるようになります。不安がどう役立つのかを思い出すことがカギです。
心臓が早鐘のように打ったり、息が上がるのを感じたりしたらそれは、あなたにエネルギーを与えてくれようと”体が発するサイン”だと気づいてください。
体が発するサイン(症状)がどんなものであれ、それを消し去ろうとすることに心を砕くのではなく、不安があなたに与えてくれるエネルギーを使って何かを成し遂げようとすること、もっと集中しましょう。
この方法は不安を感じ取ったときにいつでも使える方法だと思い出してください。
このマインドセット(考え方)が身につくまで時間はかかりますが、これから先、緊張や不安を感じる期間はその何倍もあるでしょう。
その不安を対処するためにも、この「不安を力に変える」練習をするのが一番の近道だと私は思います。
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今回はこのへんで!
ではまた!