自己紹介とブログの目的
初めまして!社会人1年目のKaiToです!
簡単にですが自己紹介をさせていただきます!
仕事
学生時代に鬱病を経験しましたが、現在ではITコンサルの企業で働いています。
まだ入社して間もないので研修期間中ですが、営業力やプレゼン力を身につけるために、ブログやSNSで練習中です。
趣味
読書やジムなど自己研鑽が大好きです。
DaiGo弟子でもあるので師匠の動画でももちろん学んでいます。
過去
中学生時代に起立成長性障害を患いました。簡単に言ってしまえば鬱症状です。
当時の私は、親の期待に応えるべく、完璧な息子になりたいと思っていました。成績は優秀で、運動もできて、見た目も良くして、などなど、完璧を求めていたんです。
こんな考え方でも小学生までは元気にやっていたのですが、中学生になってから挫折しました。
英語という新たな授業になれず、みんなの前で英語の教師と対面で英会話をする形式だったのですが、完璧を求めていた自分にはこれ以上にない苦痛でした。
部活や、勉強面でも「自分が出来ない」ということが受け入れられず、徐々にメンタルが病んでいき、終いには自律神経を乱してしまい、引きこもりに。
中学から高校にかけて鬱の治療をしていましたが、なかなか症状が良くならずに高校1年の頃に留年。
高校一年で留年したということもあって、入学式をもう一度同じ高校で行うことになりました。最初は「そんなの嫌だ。入学式に出たくない」と思っていましたが、このままではまたこれからも引きこもってしまう。
そう思った私は前に進むためにあることを捨てました。
「プライドを捨てよう」と。
完璧主義を止めることができた私は、心が軽くなり、しっかりと高校に通うことができ、無事に大学に進学することができました。
しかし、極端なことに、自分は何もできない。勉強だって引きこもっていたこの数年やってこなかったし、運動だって全くやっていなかったと、完全に開き直っていただけだったんです。
中2から高1と引きこもり期間が長かったため、自分に自信が持てず、何をやってもできない感覚が出来上がってしまいました。
完璧主義を止めた次の障害は、「自分は何もできない」という無力感でした。
この無力感によって私は今までとは違うストレスに悩まされ始めたのです。
そんな時、ある一冊の本に出会いました。そこにはこんなことが書かれていました。
性格は簡単には変えられないが、行動は変えることができる。
本を読み、経験を積んで知識を手に入れれば、行動は簡単に変えられるのだ。
そしてその行動を継続して初めて、性格まで変わった自分に気がつく。
自分の性格を嘆くのではなく行動を反省するようにしよう。
大学の3年生になってから私は行動パターンを大きく変えました。
今までは、活字なんて大っ嫌いだったのに、簡単な読書をするようにしたんです。そして、読書からストレスについての勉強を始めました。
本に書かれているストレス対策を試していき、私はストレスを克服する術をみにつけたのです。
ストレスから解放された私は、徐々に自分に自信がつき始め、「やればできる」という考え方が芽生えました。
当初、自分の敵は「完璧主義」だと思っていましたが、本当の敵は「自分に自信がなかい」という無力感だったのです。
このブログの目的
そんな私ですが、今ではIT企業(東一)に勤めています。
鬱やパニック症状を経験し、それを乗り越えた私だからこそ、
正しい「ストレス対策」や、ここまで「自分を高めてきた方法」
を皆さんに紹介していきたいと考えています。
今ではバリバリ元気でして、自分を高めるための事には惜しみなく努力しています。
読書で得た知識なども交え、皆さんとともに成長していけたらなと考えています。
私と同じような境遇の方、私ほどではない人、またはそれ以上につらい経験をしている人、様々な人がいると思いますが一緒に頑張っていきましょう!!
まだまだ経験の浅い年齢ですが、伝えられることをやっていきたいと思います。
初めてのブログなので稚拙な文章ですが、よかったら読んでいってください!
今回はこのへんで!
ではまた!
ちなみに私の人生を変えた本はこちらです↓
ブロックチェーンでGAFAを超える?ブロックチェーンを解説!
どうも!KaiToです!!
この記事では、ITについて知識ゼロ(IT企業勤め)の私が、勉強したことをアウトプットし、皆さんとともに学んでいくことを目的としています。
ということで、今回は「ブロックチェーン」編です!
目次
5G4種の神器
5G4種の神器という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
どれも聞きなじみのあるものばかりだと思いますが、「ブロックチェーン」だけイマイチ分からない。ビットコインのあれでしょ?
という方も多いのではないでしょうか?
私も全く同じで、IT企業に勤めているのにもかかわらず「ブロックチェーン」のことについて全く分かっていませんでした(笑)
話は変わりますが、IT企業と聞くと「GAFA」を思い浮かべますよね。Google、Amazon、Facebook、appleと世界を牛耳っている企業なわけですが、
このブロックチェーンの覇権を握ることで「GAFAすら超える可能性がある技術」なんて言われていたりします。
ブロックチェーンというのはそんな可能性を秘めた技術なのです!
ブロックチェーンってそもそも何?
ブロックチェーンというのは、情報を1つの箱の中に詰め込み、その箱を時系列上に繋げるのでブロックチェーンと言われています。
簡単に言うと、
皆で情報を共有することによって、データが改竄できないようにする技術
ピンと来ないかもしれませんが、安心してください。後で詳しく説明します。
ブロックチェーンを支える技術
意外かもしれませんが、ブロックチェーンというのは新しい技術ではありません。
これは既存のシステムを組み合わせたことによって生まれた新しいシステムであり、新たな概念なのです。
ブロックチェーンというのは大きく分けて3つの仕組みからできています。
カタカナが多すぎて何を言っているのか分かりませんよね(笑)
簡単に言うと、
これらの技術の組み合わせによってブロックチェーンという考え方、仕組みが誕生したんです!
ブロックチェーンの特徴
ブロックチェーンの特徴は大きく分けて3つあります。
- 分散型の管理方法
- 不正や改竄に強い
- ゼロダウンシステムの実現
それぞれ解説していきます。
1.分散型の管理方法(分散型取引台帳)
世の中の取引というのは基本的には中央集権型のものが多いですよね。
例えば、お金を振り込むときに銀行など仲介役を通して行いますよね。
また、メルカリでバックを買う時は、AさんBさんが直接やり取りをするのではなく、
メルカリという仲介役を通して取引を行います。
このように、特定の組織や企業が中央で一元管理しています。
しかし、ブロックチェーンでは銀行やメルカリなどの仲介役を必要としないんです。
これを「中抜き」といいます。
2.不正や改竄に強い
ブロックチェーンというのは、誰かが一元管理しているわけではなく、参加者同士がすべての取引を共有して管理します。
そのため誰かのデータが改竄されてもみんなのデータと比べればすぐに違いが分かるというわけです。
3.ゼロダウンシステムの実現
ゼロダウンシステムとは「システムそのものが落ちてしまうということを防ぐ」仕組みの事です。
これはP2Pネットワークの仕組みによって、ゼロダウンシステムが実現しました。
P2Pの仕組みにより、たとえ誰か一人のシステムが故障したとしても、全く同じデータを他の人も持っているので、システム全体がストップすることはありません。
ブロックチェーンというのは、上記の3つの特徴によって高信頼性を実現し、それはビットコインという仮想のお金すらつくりあげてしまったのです。
まとめ
今回は私のようにブロックチェーンの事が全く分からない!という人向けに解説しました。
ブロックチェーンって何のことだか全くわからない!という方もこれで少しはイメージすることができたのではないでしょうか?
ブロックチェーンという技術は今後私たちの生活を一変する可能性があるものなので、今後も注目ですね!
ちなみに今回はこちらの本を参考にしました↓
今回はこのへんで!
ではまた!!
【TED流】プレゼンの始め方3つのポイント
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本18】です!
目次
はじめに
今回紹介する本は「TEDトーク 世界最高のプレゼン術【基礎編】」です。
本書はTED×イベントのオーガナイザーであり、講演家でもある「ジェレミー・ドノバン」さん著書の本です。
マイクロソフトの創業者のひとりビル・ゲイツさんや、アップルの生みの親であるスティーブ・ジョブズさんも登壇したことあるレベルのハイレベルの講演会TED。
その世界最高峰のプレゼン術が紹介されています。
この本は誰におすすめ?
- かっこいいプレゼンがしたい!という方
- 営業マンとして評価されたい方
- 他の人とは一味違う、代わりが効かない人材になりたい方
かっこいいプレゼンって憧れますよね。
appleの創業者であるスティーブ・ジョブズのプレゼンを聞くと「これが本当のプレゼンってやつなのか!」と思わされてしまいます。
これだけ人を魅了するプレゼンができたらどんな生活になるでしょうか?
営業マンであればプレゼンができることは当然社内評価にも繋がってきますし、最高峰のプレゼンができる人というのはごくわずかですので、代替のきかない存在になります。
昨今では、大多数の職業がAIによって代替される!なんて言われたりしていますが、言葉を巧みに操り、大勢を魅了するプレゼンはAIにはできませんね。
そしてなにより、「言葉」というものは不変的なものです。
最近では変化が目まぐるしく、常に新しいものが出てきます。ガラケーの時代が終わり、スマホになったかと思えば、5Gの時代に突入。もしかしたらあらたな端末ができたりしてどんどんと新たなものへ変わっていくかもしれませんが、言葉だけは違います。
何千年とたてば話は変わりますが、数百年、数十年単位では言葉は変わりません。
不変なものが唯一あるとすれば、それは「言葉」である
プレゼンスキルは1度身につけてしまえば、ずっと使い続けることができ、そのスキルはかなり希少なものです。そんなプレゼンをTED流のプレゼン術から学んでいき、かっこいい「プレゼンテーター」を目指しましょう。
プレゼンの始め方3つの方法
最も人気のあるTEDプレゼンテーターはプレゼンの最初に3つの方法を用いています。
大抵上記の3つの方法からプレゼンに入る人が多いそうです。
具体的に見ていきましょう。
1.パーソナルストーリーを語る
スピーチの始め方はいくらでもありますが、このパーソナルストーリーを語るというのが最も人気で聴衆の心を掴むために用いられています。
まず、聴衆が最も集中しているのは、スピーチが始まって最初の10秒から20秒間だということを覚えておいてください。
そしてこの一番大事なタイミングで「これから話す内容は耳を傾ける価値があるのだ」という根拠を明確に示し、聴衆の心をつかんでしまうことが大切です。
着実に成功をもたらすオープニングの手法は、個人にまつわるパーソナル・ストーリーを語ることです。
注意点として第1に、あなたのパーソナル・ストーリーは、純粋にあなた自身に関するものでないといけません。
第2のポイントは、あなたのパーソナルストーリーがスピーチのコアメッセージと直接関係があること。例えば、ホームレス支援のために人々に時間を提供してもらいたいというのがあなたの目標なのに、「うちの犬は~」など関係のない話をしても意味がないということです。
第3,4,5のポイントをまとめていうと、ストーリーは聞き手の感情を揺さぶるもの、五感に訴えかけるもの、そして会話をふんだんに盛り込んだものであることが大切です。
これは私が就活をしていたころの話ですが、合同説明会でひと際目立っていた企業がありました。その会社は某メディア広告関係の会社だったのですが、お世辞にも有名な会社ではないのにもかかわらず人だかりができていたのです。
気になってその会社のブースに入り、会社説明を聞いてみる事にしました。すると、これだけの聴衆(就活生だけでなく他の企業の人たちも)を集めていた理由がすぐに分かりました。
その理由は半端なくプレゼンがうまかったんです。
大抵の会社説明会に行くと、「お集まりいただきありがとうございます」なんて前置きから始まりますが、この会社はそんな前置きは一切なく注目を集める始まり方をしたのです。「メモなんて書かなくていいよ。俺の話だけきいてくれ」と。
その一言だけでもこの会社は他とは違うな、、、という印象を受けましたが、おそらく聴衆側の注意力は一瞬にしてそのプレゼンテーターの方に向き、聴衆側が一番集中しているタイミングで話し始めた内容がプレゼンテーターのパーソナル・ストーリーだったんです。
このプレゼンテーターの話、録音しておけばよかったな。。。
2.聴衆をドキッとさせて、心をつかめ
効果という意味では、残りの2つの方法には聴衆の注意力を引く力があります。それがショッキング・ステートメントです。
ショッキング・ステートメントは統計値について言及するケースがほとんどですが、一般的な社会通念に異議を唱えるような、力強い意見を述べる場合もあります。大切なのは、聴衆の感情を何かしら誘発するものでないといけないということです。
例えば、
15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予想によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?
a.40億人
b.30億人
c.20億人
答えはcの20憶人のままです。
こう聞くと「え!?意外すぎる」というインパクトがありますよね。
これにプラスしてさらに強力な感情を加えるのがベストです。
3.インパクトのある質問
3つ目はインパクトのある質問です。これによって聴衆に考えてもらいたい問題をより明確にできるのが特徴です。上記で質問型の例を挙げてしまいましたが、これにプラスして聴衆に投げかける形にしましょう。
たとえば、ジェミー・オリバーのスピーチの冒頭
「痛ましいことですが、私がここで話をしている18分の間に、アメリカ人の4人が食が原因で亡くなっているでしょう。」
この冒頭部分を投げかける形に変えてみると、
「みなさんのような普通のアメリカ人が毎日320人も食が原因で亡くなっているのはなぜだと思いますか?」
インパクトのある質問で聴衆の心を掴みたいなら、「なぜ」や「どうすれば」からはじまる質問が効果的です。
そしてこのスピーチの入り方は及第点の質問を優秀な質問に変える力を持っています。
「みなさん」「あなた」という言葉を聞いて、聴き手は自分自身の事を考える“内省モード”に入るからです。これにより、目的である聴衆に自分自身や身のまわりの世界について考えてもらうことができるわけです。
かっこいいプレゼンがしたいならこれだけはやめておけ!
プレゼンをするときにこれだけはやめておいた方がいいという姿勢が5つあります。
- 局部を隠すような姿勢
- ポケットに手を入れる
- 休めの姿勢
- 腰に手をおく
- 腕組み
1.局部を隠すような姿勢
両腕を下ろして、体の前で組んでいると自然と前かがみになりやすくなり、自信がなくおどおどしている印象を与えてしまいます。
私は学生時代に毎週のように、ゼミでプレゼンしてきましたが、これは一番気を付けていました。胸を張って話すだけで聴衆への影響は大きく変わります。内容がお粗末なものでも自信満々でプレゼンするだけで、あたかもできる感じが装えるので手っ取り早くて効果は絶大です。(もちろんプレゼンの内容も良くしないとですが笑)
2.ポケット
ポケットに手を入れていると無気力で関心が無いように見えます。これは当たり前なので詳しく説明する必要はないでしょう。
3.休めの姿勢
両腕を下ろして、体の後ろで手を組んでいると、何か隠しているんじゃないかと勘繰られます。
私なんかはこれなら重心が後ろに寄り胸を張りやすくなっていいんじゃないかな?なんて思ってましたがやめておいた方がいいみたいですね。
4.腰に手
腰に手を当てていると、挑戦的で傲慢な態度に見えます。
これは私の考えですが、感情を込める形のプレゼンや、敵を作り大衆を導く大衆扇動型のプレゼンならむしろいいのかもしれませんね。
5.腕組み
腕を組むのは、何かを拒否するような挑戦的な態度です。
これも基本的にはやめておいた方がいいというのは分かりますね。
まとめ
「かっこいいプレゼンがしたい!」
学生の頃からそんなことを思っていた私は自己流でプレゼンをしてきましたが、もっと早くにこの本に出会いたかった。。。
プレゼンの冒頭部で質問を投げかけるというのはよくやっていましたが、「みなさん」や「あなた」という言葉を盛り込み「どう思いますか?」と疑問をぶつけるという形はあんまり意識していませんでしたので参考になりました。
この本を読んだ今だからこそ、「TED」のスピーチを見てみようかなと思います!
今回はこのへんで!
ではまた!
【最強の自己分析】本当の自分を探す価値観リスト
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本17】です!
目次
- はじめに
- この本はどんな人におすすめ?
- 自己省察
- 自分を知る6つの質問と価値観リスト
- セルフコンセプト・クラリティを高めればいいことだらけ
- 価値観リストで人生の価値観をチェックする
- 6つの質問で慣れない頭脳をときほぐす
- まとめ
はじめに
今回紹介するのは「超客観力 ムダに悩まない理想の自分になれる」です。
これまでの記事でも紹介してきました「突破力」や代表作「超集中力」をはじめとした、
数多くのベストセラーを手がけるメンタリスト「DaiGo」さん著書の本です。
「DaiGo」さんの本はかなり読みやすくできていて、
私のように「今まで本なんて読んでこなかったよ」という方でもスラスラ読めてしまうつくりになっています。
この本はどんな人におすすめ?
- 他者とは一味違う「客観力」を身につけたい方
- 深く自己分析をしたい方
- 自分を成長させたいと思う方
客観的になりましょう。
そのようなアドバイスってよく耳にしますよね。自分だけの思い込みにとらわれずに一歩引いたところから考えてみる。確かに悩みやトラブルを解決しやすくなるでしょう。
その点で客観力を疑う人はいないでしょうが、常に客観的な態度を保ちながら行動できる人はほとんどいません。
記者会見でいきなり差別的な発言をして炎上する政治家、SNSにバイトテロ写真をアップして袋叩き似合う若者、、、
これらの問題が起きるのは、いずれも一時の思い込みや感情に流されて、冷静な視線を失ってしまうからです。
そしてそれはいかなる天才でも起こりえます。例えばトーマス・エジソンは遊園地の象を電気ショックで殺す映画を公開して全米から批難を浴びたり、精神分析で有名なフロイトはコカイン研究の途中で自分が依存症になり、周囲から不審な目で見られるようになってしまいました。
どれだけ優秀な頭脳を持っていても、ふとしたときに冷静な判断力をなくして人生の大事な期間を棒に振る瞬間は訪れます。
それぐらい、私たちにとって「客観力」を身につけるのは大変な作業なのです。
ではどうすれば私たちが1段上の客観力を身につける事ができるのでしょうか?
幸いにも、ここ数年の研究により「客観力」を保つために欠かせない2つの要素が分かってきました。
- 自己省察:自分の欲望を正しく知り、思い込みに惑わされず真実を見抜く力
- 知的謙遜:自分の能力を正しく知り、より深い成長を促すための力
どちらも客観力を保つために欠かせないことが分かっており、最近ではGoogleやAmazonのような大企業も重要視し始めているポイントです。
つまり、本書の最終的な目的は、自分自身を知る能力を高め、人類に特有の思い込みから脱して本来の「客観力」を取り戻すことです。
客観力を手に入れることで自分の事を深く理解できるようになり、間違った判断を減らすことができるようになります。現在の自分のできる事、できないことを正確に把握することで自分をさらに高める「ハイパフォーマー」に近づけるのです。
最後に、19世紀の哲学者ショーペンハウアーの言葉を紹介しておきます。
「天才とは客観性を備え、精神に客観的方法を取らせることのできる人物に他ならない。天才は主観的な自分自身に拘束されることが無いので、意志のままに動かされる凡人とは全く逆の方向をたどる」
自己省察
本書では自分を深く掘り下げるテクニックを大きく分けて4つ紹介しています。
- 自分を知る6つの質問と価値観リスト
- 内観に役立つ19の質問集
- 共感マップ
- ペルソナ法
今回の記事では自分の価値観を知り、就活など自分を分析するのに使える「自分を知る6つの質問と価値観リスト」について書いていきたいと思います。
自分を知る6つの質問と価値観リスト
「汝、自分を知れ」
この有名な格言は、かのソクラテスが自身の行動の指針にしたことで知られています。その解釈には様々な説がありますが、
- 自分の習慣や特性などを正しく自覚し、その自覚に立って真の知恵を入れ、正しい行動を選ぶこと
とソクラテスは捉えていたと言われています。
いったい自分はどのような価値観や情熱を持った人間なのか?自分は無意識のうちにどのような行動をとっているのか?これらの情報を客観的に把握しなければ正しい行動はできないと、ソクラテスは考えたわけです。
この考え方の正しさは近年の研究でも少しづつ裏付けられてきました。
心理学の世界で「セルフコンセプト・クラリティ」と呼ばれる心理があります。
専門的な定義としては、自分に対する信念が明確で、自分の価値観や能力を自信をもって定義でき、時間が過ぎてもその定義が常に安定している状態を意味します。
簡単にまとめれば、自分の事をよくわかっていて、自身に安心できるような心の在り方のことです。
セントザビエル大学の研究によると、この「セルフコンセプト・クラリティ」が高い人ほど、人生の満足度が高く、トラブルにも負けにくく、不安にも悩まされにくい傾向があったのです。
セルフコンセプト・クラリティを高めればいいことだらけ
もうひとつ、ライス大学ではMBAの学生551人を対象に「自分の事をどれだけ客観的にみているか?(セルフコンセプト・クラリティが高いか?)」の実験をしました。
その結果はやはり上記の研究とよく似ており、セルフコンセプト・クラリティが高い人ほど人生の満足度が高く、ストレスレベルは全体的に低く、仕事の生産性も大きいうえに、人生の明確な目標をもって生き生きと暮らしている傾向が見て取れました。
どうやらセルフコンセプト・クラリティを高めるのは良いことだらけのようです。
価値観リストで人生の価値観をチェックする
それでは、具体的に「セルフコンセプト・クラリティ」を高めるにはどうすればいいのでしょうか?この考えを軽くおさらいすると大きく2つの要素から成り立っていました。
- 自分はどんな価値観を持っているのかしっかり把握する
- 自らの知識や能力の限界をできるだけ正しく見極める
まずは「価値観の見極め方」を中心にみていきましょう。
本書で取り上げられている「価値観リスト」というシンプルなエクササイズを紹介します。これは「動機づけ面接」などの心理療法で使われる手法で、100を超す試験で効果が確認された由緒正しいテクニックです。
「価値観リスト」は、多くの人が無意識のうちに抱いている価値観を80種類にまとめたもので以下のステップで使います。
- リストを見ながらそれぞれの項目を◎、〇、×のいずれかに分類
- 「◎に分類した価値観の中から、特に大事だと思うものを10個まで絞り込む
- 選んだ価値観を重要度が高い順に1~10位までランク付けする
価値観リストをすべてここに載せるのは面倒なのでどんな感じかだけ書いておきます。
価値観
余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ
寵愛:親しい人から愛される
愛慕:誰かに愛を与える
熟達:いつもの仕事、作業に習熟する
現在:今の瞬間に集中して生きる
このように80種類の中から自分の価値観をランク付けしていきます。
私のトップ5だと以下のようになりました。
自由 余暇 真実 成長 魅力
こうしてリストを作ってみると、私の場合は、自由や余暇を手に入れるために自分が正しいと思うことに努力し続け、成長していくという価値観が見えてきます。
これらの価値観が自分の主軸なのだと改めて理解できていれば、今後の人生で何らかのトラブルが起きても、「この問題を成長するために役立てることはできないか?」「この問題から何か知識は得られないか?」といった方向で考えることができるめ、いたずらに気持ちを落ち込ませる必要がなく、なおかつ客観的なスタンスも維持しやすくなります。
いわば、価値観が人生の羅針盤として働いてくれるわけです。
本書では上記で導き出した自分の価値観をさらに深堀していきますが今回は割愛します。
6つの質問で慣れない頭脳をときほぐす
「価値観リスト」はシンプルで使いやすいですが、中には大量のリストを前に戸惑ってしまう人も多いでしょう。
そこで、ここからは本当の価値観を深堀するために、簡単なエクササイズで凝り固まった頭をときほぐしていきましょう。
それが「自分の価値観を知るための6つの質問」です。
組織心理学者であるユーリック博士が提唱する質問は以下の次のようなものです。
- あなたはどのような価値観を持った家庭で育てられましたか?自分の今の考え方には、それらの価値観が反映されていますか?それとも、両親や家庭から伝わった価値観とは違うところから思考が生まれていますか?
- まだ学校に入る前や、中学高校などの思春期の頃を思い出してください。この時期に起きたことで、最も記憶に残っているような出来事や経験は何でしょうか?それらの経験は今の自分の見方や考え方、行動などにどのような影響をあたえているでしょうか?
- 職場やプライベートの生活を思い返してください。そこでコミュニケーションをとる人たちの中で、あなたが最も尊敬できるのは誰ですか?その人たちのどんなところが尊敬できますか?
- 逆にあなたが尊敬できないのはどのような人でしょうか?その尊敬できないと思うのは、どのような理由があるからですか?
- これまでの人生で、自分の上にいたリーダーや上司のことを思い浮かべてください。その中で最高のリーダーは誰でしたか?または、最悪のリーダーは誰でしたか?あなたがそのように判断したのはその人物がどんな行動をとったからですか?
- あなたの子供を育てるにあたって、最も教えたいことは何でしょう?または最も教えたくない行動は何でしょうか?
この6つの質問を見た時正直、「長い!」と思ってしまいおとなしく上記の価値観リストをやってしまいました(笑)
また期間を開けてやり直す予定なのでその時にこの6つの質問で頭をときほぐしてから価値観リストをやる予定です(笑)
まとめ
本書の自己省察テクニックを行うと今までは気が付かなかったような自分に気が付きます。
私の場合は思っていた以上に「余暇」「魅力」が大事なんだなと気づかされました。
就活の時にも多くの自己分析をやってきましたがここまで深堀したのは初めてです。
自分を「これでもか!」というくらい深堀していきますが、他の自己分析よりも、大変な分本当の自分がどんどん見えてきて楽しかったです。
自分の価値観を知ることで人生の満足度が高くなり、ストレスレベルも低く、仕事の生産性も上がるならやっておいて損はないですね!
就活の時にやっておけば良かったなぁ(笑)
今回はこのへんで!
ではまた!
※ちなみに就活の時に用いた自己分析はこちら↓
【天才を超える】やり抜く力を手に入れよう
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本16】です!
目次
はじめに
今回紹介する本は「GRIT やり抜く力」です
本書は、アメリカの心理学者である「アンジェラ・ダックワース」さんが書かれた本です。
著者である「アンジェラ・ダックワース」さんは
- 1992年 ハーバード大学を卒業
- 1996年 オックスフォード大学で神経科学において博士号を取得
- 2006年 ペンシルバニア大学で心理学の博士号を取得
- 現在はペンシルバニア大学にて教師として心理学を教え、「GRIT」やり抜く力についての研究を行っています。
この本はどんな人におすすめ??
- 失敗することを恐れている人
- 天才を超えたい人
- 自分には才能が無いと思い込んでいる人
何かを「やり抜く」って非常に大変なことですよね。
運動を継続しようとしても、いつの間にか止めちゃったり、ダイエットを始めてもなかなか続かなかったり、、、
こういった経験があるという方も多いのではないでしょうか?
運動のやり方やダイエット方法、勉強法などなど、巷には「悩みを解決する方法」が溢れかえっていますが、
結局、学ぶべきことって「GRIT(グリット)」やり抜く力が大事なんです。
どれだけ良い勉強方法を学んでも、継続することができなければ意味はありませんし、ダイエットだって続かなければすぐにリバウンドしてしまいます。
大事なのは「悩みを解決する方法 + GRIT 」 を身につける事。
本書の著者である「アンジェラ・ダックワース」さんは幼いころから父親に
「いいか、お前は天才じゃないんだぞ」
と耳にタコができるほど言われていたそうです。
父親は「非凡な才能」や「生まれ持った才能」にやたらこだわる人だったらしく、常に他人の能力を品定めしていたそうです。そして、我が子の頭脳がどれだけ優れているかについても並々ならぬ関心を抱いていました。
そんな父親の悩みの種は、我が子が天才児ではなかったこと。父の眼鏡にかなうようなアインシュタイン並みの頭脳に恵まれた子はいなかったのです。そしてそのことにひどく失望していました。
それから何十年もして、アンジェラさんは「マッカーサー章」というものを受賞しました。別名「天才賞」。
アンジェラさんはこの「天才賞」を受賞した理由についてこう述べています。
人生で何を成し遂げられるかは、「生まれ持った才能」よりも、「情熱」と「粘り強さ」によって決まる
そして、彼女は父親にこう述べました。
「お父さん、長い目で見れば才能よりも重要なのは、「やり抜く力」なのよ」
本書を読むことによって、少しの失敗じゃへこたれない粘り強さを手に入れ、前に進む力を養う。
これは自分を高めるためにも必要なスキルだと思ったので、グリットを鍛える方法と、グリットの重要性を紹介しようと思います。
才能では成功できない
才能の思い込みについて面白い研究があります。
長年にわたって、いくつかの調査で次のような質問が行われました。
「成功するためには、才能と努力どちらがより重要だと思いますか?」
アメリカ人の場合「努力」と答える人の方が2倍も多かったそうです。こうした結果は、運動や音楽家を対象とした研究でも同じ結果が出たそうです。
しかし、ある実験をしたところ全く逆の結果が表れました。
その実験では、参加者(プロの音楽家)に対し、同等の実績を持つ2人のピアニストのプロフィールが紹介されました。次に、参加者達は、その2名のピアノ演奏を収録した五回演奏を聴き比べました。しかし、実際にはある一人のピアニストが、同じ曲の別の運を演奏していました。
参加者にとって明らかな相違点は、2名のピアニストの紹介です。一人は「天才」、もう一人は「努力家」。
すると、この実験では、先ほど紹介した「才能よりも努力が重要」というアンケート調査の結果とは矛盾する結果が出ました。
音楽家たちは「天賦の才」に恵まれたピアニストの方が評価が高かったのです。
つまり、多くの人が「努力」の方が大事だと考えているのにもかかわらず、人間というのは「才能」に目を奪われやすく、「努力」に目がいかなくなるということです。
そして、この現象は才能のある人と自分を比べる時に悪影響を及ぼします。
偉業を達成した人であっても必ず「努力」をしています。
しかし、多くの人が「アインシュタインは天才だから。。。」などと努力に目を向けず、天才という神格化を行うことで自分とは違う人間だと思い込み、ラクをしているのです。
グリットの2重性
才能だけでは成功できないのであれば、何が必要なのでしょうか?
本書では「才能」から偉業などの「達成」に至るまでの過程を説明する、二つの簡単な方程式が紹介されています。
- 才能 × 努力 = スキル
- スキル × 努力 = 達成
才能とは、努力によってスキルが上達する速さの事。一方、達成とは、修得した技術を活用することによって得られる成果の事。
スキルを習得するには才能がある方がもちろん有利なわけですが、少なからず努力も必要です。また、どんな天才でも偉業を成し遂げるには問題にぶち当たり、それを解決するまでの努力が必要です。
スキルというのは努力によって生産的になるのです。
グリットを鍛える方法
本書に書かれているGRITの鍛え方をざっくりとまとめると上記の6つです。
その中でも、私が実際にやり抜く力を鍛えるために使っている方法である「努力に目的を持つこと」「社会的帰属感」「成長マインドセット」の3つを解説していきたいと思います。
1.努力に目的を持つ
受験勉強の目的ってなんでしょうか?
当然、志望校に入るために勉強をしますよね。
高校3年生にもなると必死に勉強したり、全力までとはいかなくても1年生の頃に比べれば、勉強の量を増やすなど、努力をするようになったのではないでしょうか?
1年生の頃は特に「志望校に入る」という目的がない、または目的意識が薄弱だったためにそこまで勉強を頑張ってやっていたわけでもない。2年、3年生と勉強をする「目的」意識が強くなったから努力をするようになる。
努力を続けるには、「目的」が必要であり、さらに努力には「意図」をもうけることが必要だと書かれています。
努力に意図を設けるとはどういうことかというと、
単に100時間勉強しようとするのではなく、1点に狙いを定めるのです。
まず、この分野で、このくらいの成績を目指すなど戦略を立てるということ。そして、その戦略のフィードバックを行い、成績が上がらなければどの戦略が間違っていたのか分析し、次の戦略を立て、また試すという改善のサイクルを実行します。
目的があることで努力が継続し、意図があることによって自分の成長スピードが上がるのです。
意図の練習が無ければ、自分の思うような結果が出ずに努力を諦めてしまうかもしれません。むやみに勉強をしても結果が出なければ、勉強のモチベーションが下がり、サボってしまいかねません。
意図の練習をすることで、確からしい戦略を立てて結果を得ることが、さらなる努力を生むのです。
2.社会的帰属感
努力を継続するためには「誰かの役に立っている」という感覚が大事です。
この話を読むと何か気が付きますよね?
以前に私が書いたアドラー心理学でも似たようなことが書かれていましたね。
人は幸せを感じるためには他者貢献が必要。それに似たような話が「GRIT」でもでてきます。
部活でこれでもかというほど辛い努力をする理由ってなんでしょうか?
大富豪の社長が働き続けている理由は何でしょうか?
これらの理由は社会の役に立っている、学校や、チームのためになっているという「社会的帰属感」があるからです。
GRITを鍛えるには自分の努力が誰の役に立っているのか、誰に何を与えることができているのかと考えることが大事です。
3.成長マインドセット
成長マインドセットとは、人間は変われる、成長できると信じていること。
成長思考を持っている人は、チャンスと周囲のサポートに恵まれ、「やればできる」と信じて一生懸命努力すれば、自分の能力をもっと伸ばすことは可能だと考える傾向にあります。
もう一つの考え方が固定マインドセットです。
固定思考を持っている人は、スキルを習得することはできるが、それには才能によるところが多きいと考える人の事です。
努力よりも「才能」に目が行ってしまっては当然GRITは鍛えられません。
しかし、厄介なことに、どれだけ「成長マインドセット」を持っている人でも、次期によって「固定マインドセット」になりえます。
「努力してもどうせ失敗する」「自分には才能が無い」という考えが沸いてくることが多くなってきたら、自分は今、固定マインドセットになっているなと気づいてください。
そして、成長マインドセットを得るために「言葉遣い」を変えましょう。
「才能や結果」という言葉をやめて、「努力やプロセス」に変えるだけで考え方が前向きになりやり抜く力が身につきます。
私もこうやってブログをやり続けていられるのは結果よりも「努力」や「目的」を大事にし言葉遣いにも注意しているからです。
始めの頃は閲覧数も少なく、よくブログをやめようかな。。。と思っていましたが、そういうときにふと思い出すようにしています。
「なんのためにブログを書いているのか」「どんな意図の練習をしているのか」
その際に、「才能」や「結果」という言葉を使わないのがポイントです。
そうすると、固定思考だった私は自然と成長思考にもどり、やる気が内側からメラメラと湧き上がってきます。
「目的」を自分に思い出させて、戦略を練り努力を繰り返す。これがグリットを鍛えるうえで大事なことだと思います。
まとめ
グリットの重要性と鍛え方についてまとめました。
成長マインドセットを身につける事によって「GRIT(やり抜く力)」がつき、人生が変わります。
グリットのメリットは「過去」の失敗などに関係なく、今行動するだけで1年で人生が変わる可能性を秘めていることです。
皆さんも諦めず挑み続け「やり抜く人」になりましょう!
私は失敗などしていない。うまくいかない方法を700通り見つけただけだ
byエジソン
今回はこのへんで!
ではまた!
【10%UP】手軽に集中力を上げる方法
どうも!KaiToです!!
この記事では私が実際に試してみた10種類以上のサプリメントの中で、
特に効果が高いな! と感じたものを紹介するコーナーです。
ということで、【自分を高めるサプリシリーズ2】です!
目次
このサプリはどんな人におすすめ?
- 集中力を高めたい方
- サクサク仕事を終わらせて、趣味を楽しみたい方
- リラックスし、睡眠の質を高めたい方
集中力が良くなるとどんな生活が送れるでしょうか?
社会人の方であれば、集中力が上がることによって仕事が捗りますよね。はやく仕事を終わらせて、趣味に費やす時間が増えたり、本を読む時間が増えたりします。
集中力を高めることによって、出世や給料upにもつながり、パートナーからの見る目も変わるかもしれませんね。
学生であれば、集中力と記憶力が上がることによって勉強が捗り、今よりも偏差値が上がります。
希望校のランクが一つ上がるかもしれません。期末テストの成績もよくなるので、親へ自慢できたりすることも可能です。
しかし、集中力を手に入れる方法というのはなかなか大変なことが多いです。例えば、運動やアウェアネストレーニング、マインドフルネストレーニングなどなどいくつかありますが、どれも手っ取り早く簡単にというものではありませんね。
上記の方法は何度も繰り返すことによって「集中力」を高めるものですが、
もし、手っ取り早く簡単に集中力を高められる方法があったら試してみたくなりますよね?
そんな集中力を高めてくれるサプリメントが「テアニン」です。
こう話すとなんだか胡散臭いと思われるかもしれませんが、
今回紹介するサプリメントはしっかりとした科学的エビデンスがあるもので、私も実際に試し、計測してみた結果、効果を実感しているので安心してください。
それではまず、テアニンの効果について説明していきます。
テアニンの効果
- 集中力を高める
- リラックス効果
- ストレスの緩和
- 睡眠の質向上
- 認知症の予防
などが挙げられます。
そもそもテアニンとは緑茶などに含まれるアミノ酸の1種です。昔からリラックス効果高いことで有名な成分で、50~200mgを服用すると40分程でα波が増え、気持ちが落ち着き始めます。
もう少し詳しく見ていきましょう。
テアニンのもっとも特徴的な作用は、興奮を鎮め、心と体をリラックスさせることです。
テアニンには2つの大きなリラックス作用があります。
1つは上記でも述べましたが、脳内にα波の生成を促進させる作用です。α波は心の安静度の指標となる脳波で、これが引き出されることによってリラックスした気分を感じるようになります。
もう1つは交感神経の活動を抑え、副交感神経のはたらきを活性化させる作用です。これにより、緊張やストレスから解放され、体がリラックスした状態になります。
この2つの作用は、単に心身をリラックスさせるだけではなく、ほかにもさまざまな健康効果をもたらします。
単純作業を続けるストレスを抑制することから、集中力を持続させ、勉強や仕事の効率をアップさせます。
また、緊張を緩和する作用はプレッシャーによる失敗を防ぎ、スポーツなどのパフォーマンスを向上させます。
テアニンは睡眠サプリとしても知られており、睡眠改善に高い効果を発揮します。脳の興奮状態を鎮めて体を緊張状態から解放することから、スムーズな入眠を可能にするのです。
統計の結果、寝つきがよくなるだけでなく、途中覚醒がなく熟睡でき、起床時の疲労感が軽減するなど、睡眠の質を改善する効果があることもわかりました。
テアニン+カフェインで究極の集中力を手に入れる
上記のようにリラックスをもたらし、集中力を上げてくれるテアニンですが、
実は近年、このテアニンにカフェインを組み合わせることによって集中力がさらに上がる可能性が浮上しました。
ペラデニヤ大学による実験で、テアニンとカフェインを同時に服用した被験者は、カフェインだけを飲んだグループよりも4%ほど集中力が上がったのです。
カフェインだけで集中力が6%upするらしいのでテアニンと合わせれば集中力が10%もアップするわけです。
この現象は、テアニンが持つリラックス作用が原因だと考えられます。テアニンのおかげでカフェインの副作用が無効化され、上手く覚醒感だけが残ったと推測されます。
小規模な実験ですので、追加検証が必要ですが、集中力をブーストさせたければ試す価値ありです。
ちなみに実験で使われた成分量はカフェイン200mg、テアニン160mgです。
これら2つの成分は緑茶にも含まれていますが、実験と同じ効果を出そうと思ったら、だいたい6~10カップ分を一気に飲まなければならないので、サプリメントで摂るのが現実的でしょう。
実際にテアニンを試してみた
というわけで、実際にテアニンを試してみたのですが、結論から言うとなかなか効果を感じています。
個人的な実験をしまして、
- 何もサプリメントを摂らずに本を読んだ場合
- テアニンだけ飲んで本を読んだ場合
- カフェイン+テアニンを飲んで本を読んだ場合
上記の3つに分けてどれくらい読書スピードが上がるのか実験しました。
その結果、
何も飲んでいなかった場合は30分で32ページ読み進められた
テアニンを服用した場合は30分で41ページ読み進められた
テアニン+カフェインを服用した場合は30分で42ページ読み進められた
という結果になりました。
読書スピードでいえば何もサプリメントを飲んでいなかった時と比べて30%upという感じです。(私の場合プラシーボが効きやすいのでこんなに上がったのかも?)
ちなみにこのとき読んでいた本は「嫌われる勇気」であり、決まった時間に同じルーティンで読んでいました。プラシーボを含めての実験はしていませんのでもちろん思い込みによる効果の可能性もあります。
実感としてはテアニンだけでかなり効果を感じていまして、+カフェインをとってもそこまで集中力が上がっている実感は感じませんでしたが、なんというか視野が広がり、頭がスッキリする感覚があります。
この頭がスッキリする感覚がとても気に入っているのでしばらくは「テアニン+カフェイン」の服用をしていきたいと思います。
まとめ
テアニンの効果と実際に服用した感想をまとめました。
テアニンは朝に服用することで集中力が上がり、夜に使うことでリラックス効果と睡眠の質向上にも使える汎用性の高いサプリメントですね。
テアニンは比較的安価で手に入るので手っ取り早く集中力をあげたい方はぜひ試してみてください。
私は「飲むだけで集中力が10%上がるのなんて!」って感じですぐに試しちゃいました(笑)
皆さんもテアニンとカフェインの力を借りて「ハイパフォーマー」になりましょう!
※カフェインが苦手な方は注意してください。
今回はこのへんで!
ではまた!
参考↓