【TED流】プレゼンの始め方3つのポイント
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本18】です!
目次
はじめに
今回紹介する本は「TEDトーク 世界最高のプレゼン術【基礎編】」です。
本書はTED×イベントのオーガナイザーであり、講演家でもある「ジェレミー・ドノバン」さん著書の本です。
マイクロソフトの創業者のひとりビル・ゲイツさんや、アップルの生みの親であるスティーブ・ジョブズさんも登壇したことあるレベルのハイレベルの講演会TED。
その世界最高峰のプレゼン術が紹介されています。
この本は誰におすすめ?
- かっこいいプレゼンがしたい!という方
- 営業マンとして評価されたい方
- 他の人とは一味違う、代わりが効かない人材になりたい方
かっこいいプレゼンって憧れますよね。
appleの創業者であるスティーブ・ジョブズのプレゼンを聞くと「これが本当のプレゼンってやつなのか!」と思わされてしまいます。
これだけ人を魅了するプレゼンができたらどんな生活になるでしょうか?
営業マンであればプレゼンができることは当然社内評価にも繋がってきますし、最高峰のプレゼンができる人というのはごくわずかですので、代替のきかない存在になります。
昨今では、大多数の職業がAIによって代替される!なんて言われたりしていますが、言葉を巧みに操り、大勢を魅了するプレゼンはAIにはできませんね。
そしてなにより、「言葉」というものは不変的なものです。
最近では変化が目まぐるしく、常に新しいものが出てきます。ガラケーの時代が終わり、スマホになったかと思えば、5Gの時代に突入。もしかしたらあらたな端末ができたりしてどんどんと新たなものへ変わっていくかもしれませんが、言葉だけは違います。
何千年とたてば話は変わりますが、数百年、数十年単位では言葉は変わりません。
不変なものが唯一あるとすれば、それは「言葉」である
プレゼンスキルは1度身につけてしまえば、ずっと使い続けることができ、そのスキルはかなり希少なものです。そんなプレゼンをTED流のプレゼン術から学んでいき、かっこいい「プレゼンテーター」を目指しましょう。
プレゼンの始め方3つの方法
最も人気のあるTEDプレゼンテーターはプレゼンの最初に3つの方法を用いています。
大抵上記の3つの方法からプレゼンに入る人が多いそうです。
具体的に見ていきましょう。
1.パーソナルストーリーを語る
スピーチの始め方はいくらでもありますが、このパーソナルストーリーを語るというのが最も人気で聴衆の心を掴むために用いられています。
まず、聴衆が最も集中しているのは、スピーチが始まって最初の10秒から20秒間だということを覚えておいてください。
そしてこの一番大事なタイミングで「これから話す内容は耳を傾ける価値があるのだ」という根拠を明確に示し、聴衆の心をつかんでしまうことが大切です。
着実に成功をもたらすオープニングの手法は、個人にまつわるパーソナル・ストーリーを語ることです。
注意点として第1に、あなたのパーソナル・ストーリーは、純粋にあなた自身に関するものでないといけません。
第2のポイントは、あなたのパーソナルストーリーがスピーチのコアメッセージと直接関係があること。例えば、ホームレス支援のために人々に時間を提供してもらいたいというのがあなたの目標なのに、「うちの犬は~」など関係のない話をしても意味がないということです。
第3,4,5のポイントをまとめていうと、ストーリーは聞き手の感情を揺さぶるもの、五感に訴えかけるもの、そして会話をふんだんに盛り込んだものであることが大切です。
これは私が就活をしていたころの話ですが、合同説明会でひと際目立っていた企業がありました。その会社は某メディア広告関係の会社だったのですが、お世辞にも有名な会社ではないのにもかかわらず人だかりができていたのです。
気になってその会社のブースに入り、会社説明を聞いてみる事にしました。すると、これだけの聴衆(就活生だけでなく他の企業の人たちも)を集めていた理由がすぐに分かりました。
その理由は半端なくプレゼンがうまかったんです。
大抵の会社説明会に行くと、「お集まりいただきありがとうございます」なんて前置きから始まりますが、この会社はそんな前置きは一切なく注目を集める始まり方をしたのです。「メモなんて書かなくていいよ。俺の話だけきいてくれ」と。
その一言だけでもこの会社は他とは違うな、、、という印象を受けましたが、おそらく聴衆側の注意力は一瞬にしてそのプレゼンテーターの方に向き、聴衆側が一番集中しているタイミングで話し始めた内容がプレゼンテーターのパーソナル・ストーリーだったんです。
このプレゼンテーターの話、録音しておけばよかったな。。。
2.聴衆をドキッとさせて、心をつかめ
効果という意味では、残りの2つの方法には聴衆の注意力を引く力があります。それがショッキング・ステートメントです。
ショッキング・ステートメントは統計値について言及するケースがほとんどですが、一般的な社会通念に異議を唱えるような、力強い意見を述べる場合もあります。大切なのは、聴衆の感情を何かしら誘発するものでないといけないということです。
例えば、
15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予想によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?
a.40億人
b.30億人
c.20億人
答えはcの20憶人のままです。
こう聞くと「え!?意外すぎる」というインパクトがありますよね。
これにプラスしてさらに強力な感情を加えるのがベストです。
3.インパクトのある質問
3つ目はインパクトのある質問です。これによって聴衆に考えてもらいたい問題をより明確にできるのが特徴です。上記で質問型の例を挙げてしまいましたが、これにプラスして聴衆に投げかける形にしましょう。
たとえば、ジェミー・オリバーのスピーチの冒頭
「痛ましいことですが、私がここで話をしている18分の間に、アメリカ人の4人が食が原因で亡くなっているでしょう。」
この冒頭部分を投げかける形に変えてみると、
「みなさんのような普通のアメリカ人が毎日320人も食が原因で亡くなっているのはなぜだと思いますか?」
インパクトのある質問で聴衆の心を掴みたいなら、「なぜ」や「どうすれば」からはじまる質問が効果的です。
そしてこのスピーチの入り方は及第点の質問を優秀な質問に変える力を持っています。
「みなさん」「あなた」という言葉を聞いて、聴き手は自分自身の事を考える“内省モード”に入るからです。これにより、目的である聴衆に自分自身や身のまわりの世界について考えてもらうことができるわけです。
かっこいいプレゼンがしたいならこれだけはやめておけ!
プレゼンをするときにこれだけはやめておいた方がいいという姿勢が5つあります。
- 局部を隠すような姿勢
- ポケットに手を入れる
- 休めの姿勢
- 腰に手をおく
- 腕組み
1.局部を隠すような姿勢
両腕を下ろして、体の前で組んでいると自然と前かがみになりやすくなり、自信がなくおどおどしている印象を与えてしまいます。
私は学生時代に毎週のように、ゼミでプレゼンしてきましたが、これは一番気を付けていました。胸を張って話すだけで聴衆への影響は大きく変わります。内容がお粗末なものでも自信満々でプレゼンするだけで、あたかもできる感じが装えるので手っ取り早くて効果は絶大です。(もちろんプレゼンの内容も良くしないとですが笑)
2.ポケット
ポケットに手を入れていると無気力で関心が無いように見えます。これは当たり前なので詳しく説明する必要はないでしょう。
3.休めの姿勢
両腕を下ろして、体の後ろで手を組んでいると、何か隠しているんじゃないかと勘繰られます。
私なんかはこれなら重心が後ろに寄り胸を張りやすくなっていいんじゃないかな?なんて思ってましたがやめておいた方がいいみたいですね。
4.腰に手
腰に手を当てていると、挑戦的で傲慢な態度に見えます。
これは私の考えですが、感情を込める形のプレゼンや、敵を作り大衆を導く大衆扇動型のプレゼンならむしろいいのかもしれませんね。
5.腕組み
腕を組むのは、何かを拒否するような挑戦的な態度です。
これも基本的にはやめておいた方がいいというのは分かりますね。
まとめ
「かっこいいプレゼンがしたい!」
学生の頃からそんなことを思っていた私は自己流でプレゼンをしてきましたが、もっと早くにこの本に出会いたかった。。。
プレゼンの冒頭部で質問を投げかけるというのはよくやっていましたが、「みなさん」や「あなた」という言葉を盛り込み「どう思いますか?」と疑問をぶつけるという形はあんまり意識していませんでしたので参考になりました。
この本を読んだ今だからこそ、「TED」のスピーチを見てみようかなと思います!
今回はこのへんで!
ではまた!