KaiToブログ

学生時代に鬱病、パニック障害を患いながらもITコンサル(東一)に就職。メンタルがやられ、乗り越えたからこそ分かる正しいストレス対策やそこまで自分を高めてきた方法をご紹介。社会人1年目、23歳のブログ。毎週日曜更新。

不安を力に変える方法

 

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どうも!KaiToです!!

 

この「ストレス対策シリーズ」では、

鬱病パニック障害を経験した私が、学生時代をどのようにして乗り越えたか、

ストレス過多な社会でどのようにストレス対策をするべきか、

数多くあるストレス解消法の中で、実際に試してみたものを紹介させていただきます。

ということで、今回は【ストレス対策シリーズ10】です!

 

目次

 

 

この方法はどんな人におすすめ?

  • パニック障害を抱えている方
  • プレゼンなどの前日に緊張しやすい方
  • 不安を克服したい方

 

大事なプレゼンの前、就活の最終面接、第一志望の筆記試験、ここぞという日に限って心臓が飛び出るんじゃないかというくらい緊張してしまう。

 

そんな経験をした方も多いかと思います。

 

私もかなり緊張しやすい性格でして、就活の面接では緊張のあまり手足が震え、寒いのか熱いのか身体の全身が震えてしまうくらいです。

 

そんな緊張しやすい私は、ある考え方を学びました。

 

それは、「不安を逆手にとる」という方法です。

 

この考え方を身につけてからは、そこまで緊張することもなく今までよりも言いたいことが言えるようになり、「本領が発揮できる」ようになったんです。

 

これはプレゼンのときや、面接の時ではもちろん、パニック障害の症状も軽減できました。

 

大学四年のある日、パニック症状によって電車の中で倒れ、救急車に運ばれてしまいました。

 

症状は過呼吸ぐらいなものでその日に家に帰されたのですが、それ以降も呼吸がし辛い感覚が抜けず、突然呼吸の仕方が分からなくなったりと、体調は絶不調でした。

 

そこでふと「不安を逆手にとる」方法を思い出したんです。

 

すると自然と呼吸が楽になり、体調が日に日に良くなってきました。

 

この考え方を身につけるだけで、プレゼンや面接前の緊張対策にもなり、不安からくるパニック症状すら軽減できる汎用性の高い方法ということで、皆さんにもこの方法を紹介したいと思います。

 

 

不安が成功へのエネルギーとなる

「不安」と聞くとマイナスなイメージがありますよね。

 

プレゼンの準備をしていたとしましょう。自分の番はあと数分にせまり、しだいに緊張してきます。全身に不安を感じるのです。

心拍数は上がり、額に冷や汗がにじみ、胃がギューッとつかまれるような感じがしてきます。

 

普通の人なら、こうした不安はプレゼンの出来を悪くする、と思うでしょう。

 

不安のせいで出てくるこうした症状をチャンスを台無しにするサインと考え、イライラが成功をおじゃんにするのではと恐れます。

 

「最善を尽くすためには不安を取り除く必要がある」この考え方は世界共通なのかもしれません。実際ハーバード大学ビジネススクールの研究者が行った調査では、「仕事でプレゼンをする前に不安を感じた時、1番大切なのは落ち着くことだ」と考える人が、全体の91%に上ったのです。

 

私も過去に同じように考え、そして失敗してきました。

 

しかし、最近の行動研究では、全く正反対のことが分かってきています。

 

不安を感じることがどれだけ嫌いでも、実はこの不安こそが私たちを頑張らせてくれているのです。

 

まず、理解すべきなのは「不安というものは、私たちが全力で頑張れるように仕向けてくれるものである」ということです。

 

緊張したときにあらわれる症状や感覚を、いくつか考えてみてください。心臓が高鳴り、息は荒く速くなり、急に汗が噴き出てくる。そわそわしたり、イライラしたり、妙に興奮してしまう。こうした症状すべてがあなたの成功へと導くためのエネルギーを体と脳へ与えてくれている「サイン」なのです。

 

こうした身体的な症状は「チャレンジ反応」と呼ばれる反応のひとつで、「大切なことを達成するのに必要な力をまとめる」という生物学的な本能の一つなのです。

 

副腎がアドレナリンを放出し、あなたの活動をより活発にしてくれます。心臓の鼓動が速くなり脈拍が上がり、息が荒くなる。こうした症状はすべて脳と体により多くのエネルギーを送るためなのです。

 

体が緊張するのは、筋肉があなたに次の行動をとらせる準備をしているからです。不安を感じ取ると、五感の機能も高まります。光をより多く取り込むため、瞳孔は広がり、聴覚は鋭くなり、あなたの注意は”今この瞬間”に集中します。

 

こうした身体的な変化は、自分が置かれている状況に対する理解力を上げてくれます。

 

こんなふうに、不安は人を機敏にし、物事に対する準備を整えてくれているのです。

 

 

不安でドキドキするのは「チャレンジ反応」

不安な時に胸がドキドキすることさえチャレンジ反応なのです。

 

消化器官は、考えや感情に反応する、何百、何百万もの神経細胞に覆われています。大事な会議やプレゼンの前に胃がギューッとつかまれるような感じがしたら、消化器官は「これは大切な場面だ」と語りかけてくれているのです。

 

こうした症状は「チャンスを台無しにするサイン」ではなく「”今こそ、あなたを待ち受けるチャレンジに立ち向かう時だ”ということを、体が理解しているサイン」なのです。

 

「不安によって引き起こされるこうした身体的な症状が、パフォーマンスの邪魔になる」とほとんどの人が信じているにもかかわらず、実は緊張している状態の方が、完全にリラックスしている状態よりも、いいのです。

 

例えば、ストレス反応が強い運動選手は競争力が高く、試験前にアドレナリンが多く出る学生が高得点を取ったりする。

 

どう考えても「落ち着くこと」が状況を良くしそうな場面でさえ、不安が呼び覚まされた方が、プレッシャーの中でパフォーマンスが上がる可能性があるのです。

 

 

不安の捉え方が全てのカギ

不安に乱されず、逆に不安の力を利用するためには、「あなたが不安をどう考えるか」がすべてのカギとなります。

 

「不安に邪魔されている」と感じる人は、不安を抑えることにエネルギーを費やしてしまう傾向があります。不安を抑えようとするのは気が散るし、難しいものです。

 

研究によると、落ち着こうとすればするほど緊張して、カチンコチンになってしまうことが分かっています。不安が障害になると信じていると、自信を失って、無力だと感じやすくなるのです。

 

逆に最新の研究によると、不安を受け入れ、さらに一歩進んで不安を積極的に受け入れるようになれば、困難に立ち向かう助けになってくれるのです。

 

私はこのことを知ってすぐさまプレゼンで使いました。

 

大学生だったころ、週に1度プレゼンをおこなうゼミに所属していたので不安に悩まされていました。緊張や不安を感じやすい性格だったからこそプレゼンの多いゼミに入り克服しようと思ったのです。

 

しかし、ただプレゼンをするだけでは緊張を克服することなんてできませんでした。

 

相変わらずプレゼンをする前は心臓がドキドキし始め手足が震えます。心を落ち着けようとしても全く効果はありませんでした。

 

今思えば当たり前です。本来は「不安を受け入れる」べきであるのに「不安を押さえつけよう」としていたわけですから。

 

「誰よりも不安を感じやすい」ということはいいかえれば「誰よりもプレゼンをする準備が整っている」ということです。少なくとも体はその態勢になっているわけです。

 

この「不安を逆手に取る」考え方を毎週、プレゼンの前日や当日に自分に言い聞かせ自己暗示をかけていました。

 

すると次第に心が楽になり、普段のプレゼンよりも冷静に話すことができるようになったのです。

 

1年間この考え方を反復し、私はゼミの代表を名乗り出て後輩約50人の前でプレゼンができるぐらいにまで不安を克服しました。

 

当然、プレゼンでは多くの失敗を重ねていますが、この考え方を取り入れたことでプレゼンを終えた時の解放感、達成感はケタ違いです。

 

不安を受け入れるようになってから、プレゼンの聞き手側のフィードバックで褒められることが多くなり、自分の言いたいことが言えて、ちゃんと相手に伝わったときの嬉しさはなかなかやみつきになります(笑)

 

 

まとめ

「不安」を「力」と捉えると、活力が増し、自信がつきプレッシャーの下でも成果を出せるようになります。不安がどう役立つのかを思い出すことがカギです。

 

心臓が早鐘のように打ったり、息が上がるのを感じたりしたらそれは、あなたにエネルギーを与えてくれようと”体が発するサイン”だと気づいてください。

 

体が発するサイン(症状)がどんなものであれ、それを消し去ろうとすることに心を砕くのではなく、不安があなたに与えてくれるエネルギーを使って何かを成し遂げようとすること、もっと集中しましょう。

 

この方法は不安を感じ取ったときにいつでも使える方法だと思い出してください。

 

このマインドセット(考え方)が身につくまで時間はかかりますが、これから先、緊張や不安を感じる期間はその何倍もあるでしょう。

 

その不安を対処するためにも、この「不安を力に変える」練習をするのが一番の近道だと私は思います。

 

より詳しく「ストレス対策」について知りたい方はこちらの本がおすすめです↓

 

 

また、今すぐに不安対策の効果がほしいという方はこちらの記事をどうぞ↓

 

kaitoblog.hatenablog.com

 

 

今回はこのへんで!

 

ではまた!

 

 

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初出掲載:2020年4月28日