2.4倍!?究極の集中力を手に入れる6つの方法
どうも!KaiToです!!
この記事では私が読んできた100冊以上の本の中で、
どうすれば「自分を高める」ことができるのか、
悩んでいる皆さんにぜひ読んでいただきたい本を紹介させていただきます。
ということで、今回は【自分を高めるおすすめの本13】です!
目次
はじめに
今回紹介する本は「脳を最適化すれば能力は2倍になる」です。
本書は、「アウトプット大全」や「絶対にミスしない人の脳の習慣」をはじめとした、
数多くのベストセラーを手がける「樺沢 紫苑」さん著書の本です。
樺沢さんは 、累計30万人以上のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信しています。
ドーパミンやアドレナリンって聞いたことあるけどイマイチ理解していない。そんな方でも分かりやすく精神科医のドクターが解説しています。
この本はどんな人におすすめ??
- 仕事や趣味でのモチベーションをあげたい方
- 集中力を高めたい方
- 記憶力を高めたい方
集中力や記憶力が良くなるとどんな生活が送れるでしょうか?
社会人の方であれば、集中力が上がることによって仕事が捗り、記憶力が上がることによって、新しい技術の習得も早まります。
それは出世や給料upにもつながり、パートナーからの見る目も変わるかもしれませんね。
学生であれば、集中力と記憶力が上がることによって勉強が捗り、今よりも偏差値が上がります。
希望校のランクが一つ上がるかもしれません。期末テストの成績もよくなるので、親へ自慢できたりすることも可能です。
しかし、モチベーションアップや、集中力、記憶力などといったビジネス本は巷に溢れていますよね。
本を読んでいてもその大半が筆者の経験であったり、ただの理論で実際にはどうなの??といった疑問が残ります。
一昔前であれば、「モチベーションなんて気合で上げろ!」といったような精神論が蔓延していたのかもしれませんが、
現代では科学が進歩しています。
近年の脳科学の進歩によって、脳の機能はかなり解明されてきています。
- やる気
- 集中力
- 学習力
- 記憶力
- 想像力
- 作業効率
脳のどの部分がどのように関与しているのか、それぞれを高めるためには何をしたらいいのかということが、かなり具体的に分かってきたのです。
この脳の構造を理解し脳内物質を利用できれば、究極の集中力を手に入れられる「ハイパフォーマー」となれるわけです。
それではまず、脳内物質の基礎から見ていきましょう。
脳内物質の基礎知識
本書では7種類の脳内物質について解説されています。
この7つの脳内物質によって、モチベーションや働き方、学習の仕方を変え、皆さんを「ハイパフォーマー」へと導く奇跡の物質なのです。
その中でも今回紹介するのは、
- ストレスを減少させ
- 集中力を高め
- 想像力をアップさせ、
- 記憶力もアップ
この4つを高める脳内物質「エンドルフィン」について書いていきたいと思います。
2.4倍!?エンドルフィンで究極の集中力を手に入れる
エンドルフィンが分泌されると強力な鎮痛作用があるとともに、至福感、恍惚感が現れます。そのため、脳内麻薬とも言われています。
「ランナーズハイ」という言葉をご存じの方も多いと思います。
これは、マラソンなどの長時間のランニングの際に経験することのできる陶酔状態のことです。
マラソンは非常に苦しいものですが、長距離を走っていると、ある時を境に苦しいはずの身体が軽くなり、気分も爽快になります。
そして、気分が高揚し、やがて強烈な幸福感に包まれる体験をします。
これがランナーズハイです。
エンドルフィンの機能の説明をするときもこのランナーズハイの例がよく引き合いに出されます。
ランニングの苦しい状況が、エンドルフィンの効果によって、その苦しさが軽減され、やがて多幸感に包まれるというわけです。
エンドルフィンは過度のストレスがかかった限界状況において分泌されますが、実はそうでもない場合でも分泌されます。
それはリラックスしたり、癒されたりした瞬間です。
心と身体がリラックスした状態で、脳のα波が出やすくなります。そしてα波が出ると、エンドルフィンが分泌されます。
癒し物質としての一面を持つエンドルフィンは過度のストレス状態には、それを緩和させるために働き、逆に心穏やかなリラックスした状態でも分泌されるのです。
また、上記でも述べましたが、ストレス解消、記憶力、想像力、集中力の向上にも大きく影響します。
物理的にエンドルフィンを出す6つの方法
- 運動
- 激辛料理を食べる
- 脂っぽいものを食べる
- チョコレートを食べる
- 熱い風呂に入る
- 鍼治療
本書には「エンドルフィン」を分泌する方法として6つ挙げられていますが、
100冊以上の読書をしてきた私からすると「集中力」という観点からみて少し懐疑的な部分もありますので、少しだけ考察も書いていきます。
1.運動
ランナーズハイで説明したように、「走る」ことでエンドルフィンは分泌されます。
もちろんそれ以外の運動でも、エンドルフィンは出てきます。
特に中程度から高度の運動負荷が持続して、多少息苦しさが出る状態がいいですね。
ある研究によると、15分の有酸素運動によって血中のエンドルフィン濃度が有意に増加するとともに、α波の出現率の増加が観察されたそうです。
また、運動ではエンドルフィン以外にも、ドーパミン、セロトニンなど様々な物質が分泌されます。
2.激辛料理を食べる
激辛カレーを食べているうちに、汗がどっと流れ、そのうち恍惚感に支配された、という経験がある人もいるのではないでしょうか。
これはエンドルフィンによる恍惚感と考えられます。
トウガラシなどのに含まれる「カプサイシン」という物質によって脳の神経細胞が刺激され、エンドルフィンやノルアドレナリンが分泌されます。
しかし、「集中力」という観点で見れば注意が必要です。これはあくまで私の考察ですが、
辛い物を食べた後は一時的に体温が上がります。そしてすぐに通常の体温に戻るわけですが、この体温が下がることによって睡魔が生まれます。
夜にお風呂に入ったほうが寝つきがよくなると言いますよね。それはお風呂によって体温が一時的に上がり、しばらくすると通常の体温に下がる。この体温が下がることによって副交感神経が有利になり深い睡眠へと導いてくれます。
この仕組みはが辛い物を食べる時でも同じです。
辛いものでエンドルフィンはでますが、それと同時に睡魔と闘わなくてはならなくなるので「集中力」の観点でいえばやめておいた方がいいでしょう。
3.脂っぽいものを食べる
京都大学の研究によると、ラットの空腹時に濃度5%のコーン油を与えたところ、油の摂取量はどんどん増えて、5日目に約2倍、エンドルフィンの前段階の物質が約1.7倍に増えたそうです。
エンドルフィンはストレス発散効果もありますから、ストレスの多いサラリーマンがよくラーメンにハマっている理由が分かりますね。
しかし、これも「集中力」の観点でいえばやめておいた方がいいでしょう。
こちらもあくまで私の考察ですが、
オーストラリアの研究では高脂質の食品を摂ると眠くなるという研究があります。
これは食欲を抑えるホルモンと食欲を増やすホルモンである、グレリンとレプチンのバランスが崩れます。
このバランスが崩れたことにより、睡眠を司る物質「オレキシン」に異常をきたし眠くなるのです。
脂っこいものを食べるのはなるべく控え、どうしてもストレスを発散したいときにだけ摂るようにしましょう。
4.チョコレートを食べる。
「チョコレートを食べると至福感に包まれる」という人もいると思いますが、確かにチョコレートを食べるとエンドルフィンが分泌されます。
ある実験によると、身体にストレス状態があるラットに、チョコレートの原料である、カカオ・ポリフェノールを与えたところ、エンドルフィンの濃度が高まるとともに、ストレスへの抵抗力が高まった。というデータがあります。
目安はカカオ80%以上のモノを選ぶといいでしょう。
5.熱いお風呂に入る
入浴にリラックス効果があることは誰でも知っているでしょう。
しかし、ぬるま湯か熱いお風呂かで効果が変わってきます。
熱いお風呂に入ると、脳からエンドルフィンが分泌されます。
熱いお風呂に入ると肌がピリピリしますよね。脳はこれを痛みと勘違いし、鎮痛作用のドルフィンを分泌させるからと考えられています。
先ほど、体温が上がって下がり始めると眠くなると書きましたが、42~43度のお湯の場合は睡魔よりもエンドルフィンによる作用の方が高いため、目も覚め集中力が高まるとされています。
朝起きて、熱いシャワーを浴びてから活動するのもいいかもしれませんね。
6.鍼治療
鍼治療を受けたことがある人は、「鍼によって痛みが軽くなった」「疲れが取れた」といった効果を経験していると思います。
ある実験によると、手のツボに刺した鍼への低周波通電によって通電前と比べて、血中エンドルフィン濃度が、約2.4倍に増加したそうです。
まとめ
エンドルフィンを分泌することで、ストレス解消、記憶力up、想像力up、集中力upといった効果が期待できます。
これらの効果は学生から社会人まで幅広い人に役立つものですよね。
上記の方法を試すだけで究極の集中力が手に入る「ハイパフォーマー」となることによって、生活は大きく変わります。
私は朝起きて軽く運動してから仕事に向かいます。運動することで「エンドルフィン」、「アドレナリン」「ドーパミン」「セロトニン」と様々な脳内物質が分泌され、
朝から頭がフル回転です。
皆さんもエンドルフィンを分泌させて「究極の集中力」を手に入れましょう。
また本書には幸せホルモンである「セロトニン」や、
記憶と学習を司る「アセチルコリン」
誰もが知っている「アドレナリン」などなど、
エンドルフィン以外にも6種類の脳内物質の出し方が紹介されているので「自分を高めることが好きな人」は読んでみてください。
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今回はこのへんで!
ではまた!!